■第9章『フットサルの基礎知識③』

■第9章『フットサルの基礎知識』~守備~

 

今回は守備についてフットサルの基礎知識として話そう。

 

フットサルでまず学ぶべきは『守備』である。とあるHPに書いてあった。

なぜなら「攻撃は守備からはじまる」それが出来ないチームは失点してセンタースポットにボールを置きそこから攻撃権を得るしかない。

要するに守れないチームは勝てないといっても過言ではないのかもしれない。

 

◆個人の基本守備

フットサルにおいてディフェンスの基本はマンツーマンである。

なぜならフィールドに4人しかいない攻撃陣を一瞬でもフリーにしてしまうことは危険だからだ。

ではマンツーマンではどういった守備をするべきなのか。

まず、ボールを奪うのは、インターセプトである。これはサッカー経験者なら常識とする考え方である。

タイミング的に無理なら諦めなければならない。無理をしてインターセプトを狙い、抜かれることだけは絶対にしてはいけないからだ。インターセプトが出来ないなら素早く切り替えて、

①シュートを打たせない

②ドリブルでの縦突破

③縦パス

④横パス

の優先順位を守り守備を行う。

パスを出させるということはインターセプトのチャンスであり、すなわちボールを奪うチャンスということになる。

フットサルにおいてシュートさえ打たせなければ絶対に得点にはならない。

もしくは打たれたとしてもそのシュートがゴールに向かわなければ得点にはならないのである。

 

◆組織の基本守備

組織的な守備を行う上で、自分がボールを奪う必要は全くないのである。

要は失点に繋がることを相手にやらせてはならない。それだけで良く、苦し紛れに出されたパスを味方にインターセプトしてもらえば良いだけなのだ。

 

何度も言うが1対1の守備では絶対に抜かれてはならない。チーム全員が無理をせず以上の事に徹することが出来ればいつか安全な形でマイボールにすることが出来る。

 

◆カウンターへの対策

気をつけなければならないのはカウンターである。

この時は守備側に数的不利な状況が発生する。もちろんこうなるとマンツーマンディフェンスは出来ない。

DFの立場としてカウンターで攻められた場合攻撃を完全に守る手段は無い。

しかし何らかの対応はしなくてはならない。最も基本的は考え方は「攻撃を遅らせる」事である。

そこで「ディレイ」という言葉がある。

これは、ボール保持者のドリブルに合わせて後退しながら適切な「間」と「ポジショニング」で相手の行動を牽制しドリブル突破とパス、どちらの行動も躊躇させてゴールに至る”時間”と”距離”を稼ぐ。

この時、相手に許して良いのは「横パス」だけだということを理解しておく。

横パスを出されたら急いでボール保持者に付き、再度ディレイを行う。

 稼いだ時間で味方がディフェンスに戻ることが出来れば通常のディフェンスを行う。

 

ディフェンスの手法や考え方は今回紹介したことだけではないが、これが基本になるということを覚えておいて欲しい。いずれも、事前のチーム内でのミーティングで個々の意識と役割分担を決めておくことが重要である。

 

 

 

 

 

 


■第9章『フットサルの基礎知識②』

■第9章『フットサル基礎知識』~ポジション~

 

前回に続きフットサルにおける基礎的な知識を説明したい。

 

今回はポジションについて。

 

11人で行うサッカーと違い5人で行うフットサルのポジションは、FW、MF、DF、GKという言い方はしない。

全く違った言い方をするので、最初は戸惑うかもしれないが、ポジションは4つしか存在しないのですぐに覚えると思う。

 

 

【GOLEIRO(ゴレイロ)】

サッカーでいうゴールキーパーの役割を行う。唯一手を使うことが出来るポジション。

ただ、フットサルでは、ゴレイロはただゴールを守る役割だけではなく、フィールドプレーヤーとしても動かなくてはならない。

求められる要素は、ゴールを守ることはもちろん、足元のプレーも求められる。

後ろから、味方へのコーチングも忘れてはならない。

 

【FIXO(フィクソ)】or【BAQUE(ベッキ)】

サッカーで言うディフェンスと同じ役割だと思いがちだが、むしろ攻守の起点になるボランチ(DMF)に近いと思う。

攻撃では、攻撃の起点としてゲームを組み立てなければならず、後方からシュートを打てる強いキック力があれば大きな武器になる。守備では、最後尾として高い守備力が求められる。

特に試合をコントロールする判断力とキャプテンシーが求められる。

 

【ALA(アラ)】

フットサルにおいてシュートを多く打つポジションがこの「アラ」である。

よって高い得点能力が求められる。

また、試合中は特に動き回り、味方のパスに反応できるスポードがこのポジションの絶対条件になる。

時にはサイドから1対1を仕掛けることが出来き、高いテクニックも要求される。

スピードと正確なシュートを打てる選手が適正と言える。

 

【PIVO(ピヴォ)】

最前線で味方からのパスを受ける役割を持つ。ポストプレーのポスト役となる。

サッカーで言うFWの様なストライカー的な存在かと思われがちだがそれは誤解である。

敵に背を向けてパスを受ける事が多く、ターンしてシュートを打ったり、味方へのラストパスなど、シュートを演出する非常に重要な役割。

ボールをキープする力、高いフィジカルを持つ選手が適正と言える。

 

 

 

以上の4つがフットサルのポジションだが、サッカーとは若干違いが見られる。

サッカーでフォワードの選手が『PIVO』に向いているかというとそうでもないと言うことだ。

 

ポジションの役割が分かれば、自分はどのポジションに向いているのか?

また、今のポジションに求められる技術や動き方も分かってくると思う。

 

少しでも参考にしてもらえれば幸いである。

 

えっ?それでも自分の適正ポジションが分からない?

そんな人はこの『フットサルポジション適正テスト』をやってみてはどうだろうか?

ポジション適正テスト→ http://members.jcom.home.ne.jp/alphazone/tekisei.htm

 

 

ちなみに私が行った所、フィクソ(ベッキ)が適正との事だった。

 

 

 

 

 

 

 


■第9章『フットサル基礎知識①』

■第9章『フットサル基礎知識』~フォーメーション~

 

回はフットサル基礎知識として、フットサルにおけるフォーメーションやポジション、攻撃、守備について説明しようと思う。

私もそうだが、サッカー経験者にとってはフットサルは「ミニサッカー」、「室内サッカー」という捉え方をしてしまいがちだ。
しかしこれは大きな誤解でサッカーとフットサルは似ているようで考え方や動き方がまるで違う。
私もチームを運営していく上でフットサルについて勉強するようになり最近になりようやくそれを理解してきたところだ。

「Column」としての良いネタになりそうなので少しづつ説明していきたい。

 

 

■フットサルのフォーメーション

基本的にはダイヤ型とボックス型の二つが一般である。
この二つの特徴は、

【ダイヤ型(1-2-1)】
初心者と経験者が入り混じったチームや初めてフットサルをやるチームに適したスタイル。
その理由として、ピヴォ、アラ、フィクソという一人ひとりの役割がしっかりと決まっている。
特に重要となるのが、ピヴォとフィクソ。
ピヴォは敵に奪われないボールキープ力が求められ、フィクソはゲームメーカーとしての役割を持ちチーム全体を見なければいけない。
基本的には後ろの3人でボールを回し、スキを突いてピヴォ当てによる攻撃が理想といえる。

【ボックス型(2-2)】
攻守がはっきりとしているフォーメーションだが、絶えずポジションを入れ替えてゲームを進めていくためメンバー全員の高い個人技術が求められる。
このスタイルにピヴォは存在しないので、全員でパスを多用し相手を崩すという攻撃が基本になる。
このフォーメーションでやるときはチーム全員がフットサルの動きを良く理解する必要がある。

F.C.UTARIでは、ダイヤ型を基本のフォーメーションとしている。
まずは、しっかりとフットサルのポジションの役割を理解してほしい。
サッカー経験者にとって誤解しやすいこともあるのだ。例えば「ピヴォはサッカーにおけるFWではないということ」など。

試合中の行動でも、私のようにずっとサッカーをやってきた者はどうしてもトラップをインサイドでしてしまう。
しかし、フットサルでは足の裏のトラップが狭いコートでボールをキープするための基本とされている。

逆にサッカー未経験者にとっては素直にフットサルの動きを理解できるかもしれない。

疲れたので、続きはまた次回にしよう。

 

 

 

 

 

 

■第8章『試合中に出来る事とは』

■第8章『試合中に出来ること』~理想のチームへ~

心者と経験者が入り混じったこのチームで試合中での自分の役割はなんだろうか。やらなければならないことは?
今回も、あるホームページから、文章を紹介したい。


■ゲーム中の心構え
相手のプレーを尊重する。
チームメイトの選んだ判断、犯したミスに対してどう受け止めればよいのか、また何をすべきかを考えましょう。
ひとのプレーを否定するのは止めましょう!
「絶対的に正しい」 プレーをできない者が、誰かに対して
「絶対的に間違い」 だとは言えないのです。
そしてそもそも絶対的に正しいプレーというものは存在しないことに気づいて下さい。 
例えプレー中のその瞬間の出来事が自分だったら出来た、自分だったらこうしたと
言ってみたところでその時、その場所、その局面にいたのは自分ではないのです。
そのプレーヤーが自分の能力と状況を判断してやったことが、
その局面でのベストだったのだとまずは考えるべきでしょう。
もし、それがベストでなかったのならそれは本人が一番よくわかっているのだから、
自分で反省し、修正するはずです。
自分も無意識にそういう選択を繰り返していることに気付けば理解できることです。

■声をだす
簡単なことです。 そして良きチームは意識せずともおのずと出来ているものです。
ですが、ここでその目的と意義をもう一度再確認し、有効に使えるようにしましょう。

私達はプロではないのです。
敢えて相手に知られないようにアイコンタクトを行うより、
声によるしっかりとした意思確認の方が以下で挙げる付加価値も含め
有効であることを知るべきです。

人間は自分だけだと楽な方に逃げるものです。つまりサボるのです。
疲れたときにお互いを励ます行為は、自分がチームの一員としての役割を担っているのだ
という責任感の意識を呼び起こして最後の力を搾り出させます。
その違いが1得点にも1失点にも転ずるのです。



初心者、経験者、男性、女性、F.C.UTARIはさまざまなレベルの選手が同じチームとして試合を行う。
経験者が試合をリードしていくのではなく、寧ろ初心者や、女性が積極的に試合を楽しめるようなチームにしていきたい。
そのためには、試合中の失敗や自分のプレーへの自信に対して周りがどう受け止めるかが重要になりそうだ。
もちろんこれはかなり難しい問題ではある。
でもそんなチームを目指していきたい。

 

 

 

 


 


■第7章『3年目へ~』

■第7章『3年目』さらなる進化に向けて~

いもので、F.C.UTARIも1月の12日で3年目のシーズンに入る。

最近は、活動自体も減り、メンバーの集まりも悪くなってきている中、もう一度UTARIを盛り上げるべく今年はいろいろ取り組んでいこうと思う。

まず、手始めにUTARIの名刺を作ってみた。

 

使い道はよくわからないが、何か役に立つ時がくるかもしれない。

チームメンバー全員の名刺を用意するので、メンバーで欲しい人がいれば言って欲しい。

 

 

 

 

 

 


■第6章 『チームの中の自分とは』~理想のチームへ~

会人中心で結成されたこのチームにおいて、メンバー全員が練習や大会に参加できるわけではない。
これについては、皆、ある程度理解していると思う。

ただ、自分にとって、チームとは何なんだろうか。又、チームにとって自分の役割とは?

今回も、あるホームページから、文章を紹介したい。



■チームの中の自分/自分にとってのチーム

チーム活動の中では上手くなることだけが 「チームの為になること」 ではありません。
予定を遣り繰りして練習に参加する、試合相手を見つける、交渉する、活動を記録する、連絡をまわす、仲間を応援する、励ましあう、相談にのる・・・その形はなんでもよいのです。
要は チームの為に自分が出来ることを出来る範囲で一生懸命やればいい、重要なのは皆で築き上げたチーム、そして仲間を思いやることです。
誰もがチームに欠かすことのできない歯車であると同時に主役でもあることをいつでも忘れないでいられるチームを築きましょう。
チームであり続けるために自分が一生懸命になれる場所。それが本来の 「チーム」 であり、その思いを共有し合える仲間が 「チームメイト」 ではないでしょうか。 


■役割の分担

メンバーみんなのチームである以上は皆”できること”はやりましょう。

分担する=チームを支えている」という意識が芽生えればメンバーの信頼関係、チームワークの向上が見込めます。
分担ができなければ立場上代表者ひとりが負担することになってしまいます。
かと言ってすべての人が必ず何かの担当になるわけではなく、仕事の都合や個人の能力上無理なら、とりわけ普段からのコミュニケーションを大切にするなどで仲間からの信頼を得ればよいのです。
以下は一般的な役割例です。

・代表/キャプテン: 別々でもよいでしょうが一般的には同じと考えるようです。チームの柱としてリーダーシップを持ち内部をまとめるのはもちろん、チームを代表して主に他チームとの決め事、連絡を行います。
対外的なチームの「顔」と言えるので必ず”技術”ではなく”人格”で選びます。
・道具係: 備品管理を行う。保管だけでなく消耗品をチェックして必要なものを切らさないよう努めます。
・会計係: 部費管理を行う。単純に残ったお金を預かるだけでなく出し入れした履歴も記録し報告もします。
・手配係: コート予約などを行う。一般的にはコートで年間の「チーム登録」をする際、
登録カードを作って代表者の名前が記載されます。
この為コート受付での直接予約は代表者が行うことが通常になります。
ただしネット予約などが可能なら負担を軽くする上で分担すべき仕事です。




とくに、うちのチームでは役割分担は行っていないが、役割分担が個々の負担を軽くするだけの意味ではないことを理解してほしい。
自分はチームのために何が出来るのか。を考え、実行できれば、チームに対する愛情が増えるのではないだろうか。

チームは一人では成り立たない。メンバーがいてこそチームであり、特にこのチームにとって、メンバー一人一人の意味は大きい。


社会人にとって、休日が貴重な時間であるからこそ
F.C.UTARIがメンバーにとって少しでも意味のあるものになってほしい。

 

 

 

 

 

 

 


■第5章 ユニフォーム②

7月5日、2作目のチームユニフォームのデザインが決定した。
第1作目のユニフォームから約4ヶ月、今回ユニフォームのデザインを決めるにあたり、当初のチームカラーは完全に無視した。
重視したのは見た目だった。

今回のカラーは、メインにネイビー、サブカラーにホワイト、文字がピンク
この色の組み合わせは悪くない。メンバーの評判からも「あり」だろうと思った。

さまざまなユニフォームのデザイン、メーカーからシュミレーションした結果、メーカーは「ケルメ」に決定した。このメーカー、知っている人は少ないだろう。私も知らなかったが、どうやらフットサル道具をメインに取り扱っているメーカーらしい。マイナーなメーカーだが、デザインはなかなか、面白いものが多い。

ユニフォームカラーはチームにとってそのチームのイメージを大きく左右するものだ。このユニフォームを幾に、F.C.UTARIのチームカラーがネイビー、ホワイト、ピンクになるのではないだろうか。
まぁ、それも悪くはない。
特に私は早くチームの「色」というものを見つけ、そこを伸ばしていきたい。
何にかひとつ、チームとしてどこにも負けないなものがあれば、もっと楽しくなるはずだろう。

チームメンバーも増え、ユニフォームをオーダーする人は12名。さっそくネットから注文した。
納品まで、約5週間かかるという。

待ち遠しい5週間が始まった。

 

 

 

 

 


■第4章 思わぬ収穫 

近、フットサルをやる女性が増えているらしい。
つい1~2ヶ月前までは、どうでもいい話だった。

私たちのチームは、大会よりも、練習試合を組んで活動することが多くなっていた。
もちろん、メンバーが少ないので、出来るだけ友人を連れてきてもらうようにしている。
この日、なぜか私たちのチームには13人もの人が集まり練習試合を行うことが出来た。

その中に一人女性プレーヤーがいた。

私も一応、中学~大学までサッカー部だったわけで、(大学では、正直いっていない・・)試合でプレーを見なくても、ボールの扱い方を見ればある程度のその人の実力が分かる。

まさかとは思ったが、この女性のボールタッチは私たちからみて違和感がなかった。

そして、この日、私の固定概念を突き破ってくれた人がいた。

この選手の収穫はチームにとっては大きすぎる。

まさかこんなに早く女性プレーヤーがメンバーに加わるとは思っていなかった。

今後の活動に大きくプラスになりそうだ。


■第3章 初試合で分かった社会人チームの強みと弱み

ームを結成して1ヶ月、ようやく試合の予定を組んだ。
2009年2月14日、東京都で行われたバレンタインCUPに参加。

参加チームは全6チーム。レベルはスーパービギナー。まだ、チームでまともな練習をしていない。
ここで初めて、チームメンバーの実力、特徴が分かる。

大会結果は全6チーム中6位。

チーム力か、個々の実力不足か。おそらくそれ以前の問題だろう。

そもそも今回、チームのメンバーとして参加したのは4人。その他に2人、助っ人できてくれた。

普段から運動をしているわけでもない我々にとって、6人で数試合をこなすには体力的にきつすぎる。
社会人なのだから仕方がないのだろうか。これを解消するには交代枠が多ければ良いのだ。
しかし、この時、チームメンバーは6人。もちろん全員社会人で休みが合うとも限らない。
社会人のつらいところだ。
楽しくやれればよいとは言いつつもやはり勝ちたいものである。

まぁ、前向きに考えてこれから成長のしがいがあるチームである。

試合後の楽しみは打上げだろう。 ここでは「裏ウタリ」と呼ばせてもらう。

運動後の「焼肉」+「ビール」。聞いただけでテンションが上がるのは私だけだろうか。
学生の頃には、こんなに気軽に焼肉屋に入った記憶が無い。これも社会人の特徴だろうか。

もちろん、車の時にお酒は飲んでいません。

 

 


■第2章「ユニフォーム」

ニフォーム。それはチームのイメージを大きく左右する存在ではないだろうか。
しかし、クラブではない、部活でもない寄せ集まったチームには、これが存在しないことも少なくない。
私たちのチームは、まず形からは入る。当然、ユニフォームのデザインは、チーム結成1日目で決まっていた。

ユニフォーム作成において一番の問題。それは、ある程度自由にデザインが選べることだ。
なぜなら、一人一人好みというものがある。やはり誰もが、かっこいいユニフォームを着たいものだ。
しかし、人それぞれ「かっこいい」基準が違う。
ちなみに私は、「茶」や「金」という、ユニフォームにするには、難易度が高い色が好きだ。

今回のユニフォームは、北海道にちなんで、大地の「緑」、雪の「白」、太陽の「オレンジ」。(最後の色はすこし強引に裏付けた)

練習もしていない、試合もしていないが、ユニフォームを作成。そして物が届いた。
イマイチだ。 

イメージ通りにはなかなかいかない。

 

ユニフォーム作成の難しさを知った瞬間だった。

 

 

 


■第1章「見切り発車」

人フットサル中止。すべては、この偶然から始まる。

2009.1.12 個人フットサルという「一人から参加が出来、寄せ集まった人たちでフットサルを行う」イベントに4人の男たちは参加しようとしていた。
しかし、その日の個人フットサルは中止。理由は覚えていない。

4人はフットサルをやらずに池袋の居酒屋で飲むことになった。

話はもちろんサッカーの話。フットサルチームを作りたいという思いは以前からあったが、「一緒にやるメンバーがいない」この一言であきらめていた。
だが、この日は何かが違った。
気が付けば4人はチーム名を考えていた。

「F.C.UTARI」 ウタリとは、アイヌ語で「同志」という意味だ。

私を含む4人は北海道出身。共通点はそれだけだ。

4人には、メンバーを集めるあては無い。フットサルは5人で1チーム。
完全な見切り発車だ。

しかし、もしあの時、個人フットサルに参加していれば、もしかしたら発車すらしていなかったかも。

F.C.UTARI。 マイナス一人からのスタートだ。